2003年01月の巻頭日記

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01/10

 

わかりました星雲賞はギャラクシーエンジェルでいいです。どうも管理人です。魔女っ娘はSFですか?
 結局、正月は松が取れるまでずうっとインフルエンザで寝込んでおりました。小康状態だったのはコミケ期間だけというか(笑)都合2週間以上伏せていた訳で折角の休暇も台無しです。年末年始の御挨拶やメールのお返事も全く滞っておりまして全く申し訳ありません。少々お待ち下さいませ。

 というわけで手短に。いや、まだ結構、視界ぐるぐる気味なもので…

 冬のコミケは、まぁいつも通り。こちらからはお渡しする物もないのに色々頂いてしましました。というかタカりっぷりに磨きが掛かっているような…。このお返しはいずれ必ず。うわ空手形っぽい…。

 「体の継ぎ目は天使の翼2」(クロスファイト)は、珍しい総合ロボ娘評論本の第2弾。前作で主なネタを消化してしまったせいか、やや焦点が拡散気味ですがそれでも労作。
 
 コミティアで先行コピー誌が出ていたITO YOKO氏の「戦闘妖精雪風」本は、美少女型戦闘マシーン雪風さんの物語。実に見事にHマンガに翻案されてます。…いや一度は考えるけどねぇ(←誉め言葉)。
 
 あんず屋「7pages」はコミティアにおいて出版を重ねて来た、7編の7ページコピー誌の総集編。ロボット女子まみれでしやわせな一冊。

 士崎雅雪氏が商業誌版「行け逝け!ねころメイド」の増補版を。これによるとロボ「バーミリオン」さんは、過去アクションピザッツに掲載された読み切りの主役キャラだったとか…探さねば…。

 黒漫画党「テコンV超全集」はオフセットによる完全版。徐々に全貌が明らかに。

他、コスモスさんとかマルセリとか、定番作品モノを幾つか。沖縄体液軍人会のビッグオー本が笑えて萌えてお得な1冊でした。

 そのコミケでは珍しく企業ブースへ赴き、ワンダーファームのブースで「ハンドメイド・マイ」のDVD0巻を購入。商品カタログ風にマイ達3機のAV機能を紹介する、短かめのアニメ部分(大半は本編からの流用)以外は、アテレコ風景や製作発表のVTRで構成されていて、声優ファン以外にはちと喰いたりないかも。 
 ロボ的には、「メイ」の時よりは強化されそうなハードウェア志向の描写に期待ですね。

 さてワンダーファームと云えばもう1本。「G-onらいだーす」のWeb放送を御覧の方などは既に御存知かも知れませんが、10日売りのアニメ誌でも新作「ワンダバスタイル」の情報が解禁されてます。
 起死回生を狙い「人類史上初の月面コンサート」をめざす売れないアイドルグループの女の子達と、彼女らを何とかして月に送り込もうとする天才少年が繰り広げる『妄想科学』コメディで、今春TV放送予定との由。天才少年の助手アンドロイド「キク8号」が対象キャラクターです。素裸での大気圏突入能力を持つヘビーデューティーさに期待です。「萌えの順列組み合わせ」の限界へ挑む六月十三氏にも期待です。

 同じく、早売りアニメ誌では「住めば都のコスモス荘」TVアニメ化詳報も。栗之花栗華さんまだー?

 「謎の円盤UFOみたいな曲にして」という発注をしたら「謎の円盤UFOそのままな曲」がオープニングを飾る事になってしまった(と確度の高い想像をしてみる)『THEビッグオー』の新シリーズは、現在までに2話を消化(東京MXテレビ)したわけですが、前シリーズの伏線を回収しようとする前向きな姿勢が意外というか(笑)、また面白くなりそうな気配です。個人的にはプロトR.D.さんのタフネスさ(&穴だらけっぽさ/穴…)に萌え〜…

 あとアニメだと、たまたまアニマックスで放送中の「とっても!ラッキーマン」10話にロボ娘らしきキャラを発見。単なる背景+α程度の重要さなんですが、一応調査対象に。多少メカっぽい関節部分を除くと特に描写や言及はないのですが、同話メイン悪役の「最強男爵」の部下の執事ロボ「バトラー」と同列の召し使いという解釈で良さそうなんで、とりあえずリスト入りです。念のため原作にも当たりましたが該当するエピソードは見つからず。

 CSN1で「フェリーニのカサノバ」を視聴。もちろん希代の色事師を主人公にした歴史モノなんですが、よく海外のASFR系の映画リストに挙がってるタイトルなんですよね。で一応チェックしたんですが…ううむ単なるチェスマンタイプの自動人形ですな。自律性の問題で当ページ的には対象外、ということで。

  
 前回ここで観損ねたと書いた「世にも奇妙な物語」の深キョンロボ話収録回ですが、フジテレビでは1/11(土)のPM1:00からリピートがある模様。こんどは2系統の録画体制で漏らさない所存ですよ。

 ゲームは2本。
 PS「トラップガンナー」(アトラス)は閉鎖フィールド上で2人のプレイヤーがトラップを仕掛けあう対戦ゲーム。爆発連鎖や強制移動など罠の組み合わせ次第で奥行きもありそうですが今の所管理人の手には負えません(笑)。が、とりあえず選択可能キャラの一人「ティコ」さんが「CIAの開発したエージェントロイド」という事で調査対象。お尻から乱射されるホーミングミサイルがキュートです。
 「良心回路」装備なあたりロボットっぽいのですが、同時にOPムービーで一瞬表示される「70%機械」などの表記には引っ掛かりもあって、ストーリーモードを進めてみないと何とも言えない点が多いのですが、一応保留付きでリスト入り。でもいつクリア出来るんだろう…

今一本はWIN「A.A.A.(スリーエー)」(ぴよぴよ組)。アンドロイドの学校に紛れ込んだ非合法強化クローン人間を発見するため教師として潜入した主人公と、生徒達の心の交流を描くADVです。逆に云えばロボの皆さんも簡単にはロボと判らない設定なだけにメカ描写には期待できないなぁとか思いながら始めたのですが、1カットだけそれっぽいのもあり。

 他、買った本雑誌。

 こやま基夫「TOY BOYバグジ」(メディアワークスDC)は1巻。はやくも2巻の発売が3月に決定しています。ほのかさんの正体が割れてから読み返すと台詞にもまた別の意味が読み取れますな。小石川ふに「マジカル▼ふにゃっと」(シュベール出版零式コミック)はふにふにした魔法コメディ。

 御報告を頂いて、あろひろし「科学の女体盛り」(ぶんか出版BC)。ううむ…これだけ色々いて全部ちと微妙に違う気がするんですが…一応「AIDO I型」さんと「G=ライヤ」さん辺りの併わせ技でリスト入り。

 これも御報告を頂いたんですが「りりあ01」が単行本化リストに移動していなかったのを修正。2巻の時にでも気付くべきだったんですが…。ま、ドンマイドンマイ。御報告ありがとうございました!

…限界なので今回はこんなところで。7割はできている「SUPER DOLL」ページなんですが再延期と相成りました。ああう、読んだ内容を忘れそうです。

それでは皆様、お体にはお気をつけて。



1/25

 今日の教訓:X-BOXを勢いで買わない。
 19日はサンシャインクリエイション@池袋。お手伝いに行ったサークル内でゲーム版ギャラクシーエンジェルとかPSOのボイスチャットの話題が盛り上がり、その流れで帰路買ったはいいけどその大きさと重さに持ち帰るだけで散々難儀した、というお話。雨にも降られたし。でもN.U.D.E.@に備えXBOX-LIVE(のマイク)を買ったまでは良いんですがそれまでG.A.位しかやるゲームがないような……鉄騎でも買うか←学習機能無し

 そのクリエイションは特にお目当ても無く、結構な人混みに辟易したこともあってごくマッタリと過ごす。同人ゲーム「メイドのミヤゲ」(まろんぐらっせ)は、アンドロイドのメイドさんが主人公のサイドビューアクションゲームで、テンポラリーな題材とは裏腹にその硬派なプレイ感覚には何というかメガドライブ魂を感じました。

 他はG-onらいだーすのロリベーダー本(赤い靴クラブ)を買った程度。ゼロさんが主役と云う14話、早くリリースされんかのう。

 CS東映チャンネルは「メタルダー」が終了しない内に「バイオマン」が2月初旬開始ということで、相変わらず解約するタイミングを与えない絶妙な編成です。TBSチャンネルにも加入したいんで契約を絞りたいんですが、ま、贅沢な悩みではありますね。ちなみに劇場版も2月放送。

 またP.P.V.では「学園天国」も1/26からO.A.。ロボ娘的にはずっと面白い前作「未来性紀2050」もビデオ原盤化されないもんかねぇ。誰に言えばいいんですかこういうの。大蔵貢?

 先週の土曜日は観損ねていた「世にも奇妙な物語」の再放送をチェック。1本目「採用試験」がリスト入りです(以下強ネタバレ)。

『ある企業の採用試験を受けた新卒女子大生(深田恭子)。だがその最終試験は生命の危機さえ伴う、理不尽で常軌を逸したものばかりだった。周りの受験者が挫折を繰り返す中、彼女だけが驚異的な精神力で次々と課題をクリアしていく。だが、結果は不合格。
 彼女自身も知らなかった彼女の正体、それは「入社試験を受けに来た女子大生」という偽の人格と記憶をインプットされた最新の試作アンドロイド。人間的な感情より任務達成を優先しすぎている彼女は失敗作と評価され、「採用試験」に落ちてしまったのだ。』

 ありがちといえばありがちな話ですが、CGで描かれた製作中のアンドロイド群など、映像表現的な見どころもあってなかなか宜しかったのではないかと。でも何で試作機があんなにたくさん存在するんでしょう?

ヒートガイジェイをチェック。女性型マシーンが登場するも所謂外骨格タイプで個人的にはちと残念だったり。十数年前にすでに完成された技術だったんだろうからちゃんと人工皮膚で覆われた姿で登場してほしかった…。今回はリスト対象外ということで今後に期待を残す物である、と。

 以前からずっと探していたタイトルをようやく発見。あべりつこ「ひっこめ!全ガキ連」(週刊マーガレット 74/vol.46〜75/vol.1) がソレで、いやロボットが出てきそうな感じ皆無な、同時代性全開のタイトル(笑)の所為もあって難儀しました〜。内容も

『元気な亜里と物静かな絵里は、仲の良い双子の小学生。ある日、理由も知らされないまま、科学者の両親に連れられ下町の貧乏長屋に引っ越す事になってしまう。育ちの良さそうな彼女達をどうにも気に入らない近所の悪ガキ連中と衝突したり、そのガキ大将格「ガーくん」との和解を通じて良い友達になったり、学校を牛耳ろうとする金持ちのドラ息子一派と対立したりの大変だけど楽しい毎日を過ごす二人だったが、ある日…』

 という、ちばてつや@60年代ライクな垢抜けない世界観にいきなりロボ娘登場、というアンバランスさなんですが、かっちりとした線で描かれた可愛いらしい絵柄と相まってそれが独特の魅力に昇華されてます。
 実は大人しい絵里ちゃんの方が、幼いころ死んだオリジナルに似せて両親に造られたアンドロイドである、と言う事で対象キャラクターです。亜里のピンチに度々その秘められた能力(主に怪力)を発揮するのですが、最終的にその無理が祟って機能停止してしまい、亜里を含めた周りの人間に正体を隠したまま姿を消す、というラストが儚なげな余韻を残す佳作です。
 ちょうど単行本1冊分くらいの分量で綺麗に完結していて、なおさら未単行本化が惜しまれます。

 他にも幾つか発掘してサマリーを打ったのですが、テキストが結構な量になってしまったので次回廻しに。そうでなくても最近文章が多過ぎ気味だし…。

最近買った本s。

 ようやく「よつばと!」連載が始まった電撃大王3月号。「Pureまりおねーしょん」ではいつの間にかあらすじ欄であのんさんがロボットであると明記されてますね。これで問題無くロボ認定です。
 
 少年エース3月号「キディグレイド」は驚愕のオチに。アニメ版とは基本から全く異なる設定だったんですねぇ。…いや、アニメ版も実はこうなのかも…というかそういうの希望。一応辻褄が合わなくもないし。
 ともあれリュミもエクも、あまつさえ○○達も遺伝子レベルで人間を模倣したメカ『ジェネティック・フィギュア』、機械生命体であった、と明示されているのを踏まえリスト入りです。
 「成恵の世界」アニメ化詳報は、OA局にCBCが追加されてます。…ひょっとしてこれってデビルマンレディとかのパターン?関東はUHF?ならキッズステーションへのネットもあるわけですが…

マガジンZ3月号有賀版「THEビッグオー」ロジャーが腑抜けているうちにちゃっかりRドロシーさん主役話ですよ!明らかにどこぞのネゴシエーターより有能なのが萌えませんか!そうですか!アニメ版の設定も併載されてますが、とりあえず来週は必見…っと。

 長谷川裕一「クロノアイズ グランサー」(講談社KCZ)は1巻。メイドロボさんがヲタク共の慰みものになっている歪んだ未来(笑)をグランサー達が救います。

 
 「妊娠するロボット」(春風社)を読了。いやサイバドールの皆さんとかとかアミテージさんとは無関係の、1920年代日本を舞台に、近代成立の過程で科学や技術が文化や思想にどのような影響を与えたか、を文学的側面から読み解こうとする比較的真面目な文化論集。もちろんタイトルに偽りは無く、チャペックの「R.U.R.」やラングの「メトロポリス」の「女性型ロボット」が、時代の文脈上でどのように描かれ、捉えられたか、を軸に大きく紙幅が裂かれていますし、1929年の文芸雑誌「新潮」で人造人間特集(!)が組まれた際、川端康成が「人造人間論」を上梓していたとか、己のサイボーグ/ロボットフェティシズムを恐らく日本で最初に言及したのは東郷青児だったとか、かなり興味深い記述が満載です。いつかこの新潮は国会図書館に読みに行かねば。

他にも幾つか。詳細は各リストに。

 
 探してるんですが林組のWIN用Hゲーム「ぎりギリLOVE」が見ツカリマセン。…メーカー在庫切れのようですし、見たところ中古市場にも出回ってない模様。困った事になったなあ。

 キャシャーン実写版ですか…日本で懐かしのヒーローをリメイクした実写映画って失敗したケースだらけのような気が。ええと、ヘラルド版月光仮面、エイトマン、ハリマオ、赤影…あー、死屍累々だ(笑)。
人造人間ハカイダーは個人的には好きなんですけど、まぁこれはリメイクといえるかどうか微妙ですか。
 

というわけでまぁ女子ロボが出てくるかどうかだけを焦点に楽しみにしときます。いや、ロボ役なら別にウタダ出しても良いですよ?

 ジェイソンXのDVDも購入。まだ封開けてません。

 「龍騎」最終回を鑑賞。賛否両論あるようですが、個人的にはかなり賛。いやリアルタイムで観た時にはいろいろ不満も浮かんできたんですが、一度見返してみたらそれも全部許せたと言うか…。オールタイムベストの1本にはなりそうです。
 丁度今回とネガポジの関係を結ぶ「シャンゼリオン」のラストといい、終わらない因果律「ダイレンジャー」のラストといい、こと特撮に関しては、お気に入り作品の最終回は不思議とこんな話が多いです。「タイムレンジャー」もちょっと構造が似ているかも。
 

あ、忘れてましたがDBの「その他」に"SUPER DOLL"のレビューをこっそり追加しました。




1/29

 ジェイソンXのDVDを開封する際、紙箱のフチで指を切ってしまう。さすがジェイソン、ただの一視聴者にもその刃を向けるか…じゃなくて、特に必要のない初回限定紙箱とか単に邪魔なだけなんだから要らないっつぅの〜。

 CSはFOXの「バフィー恋する十字架」93話。以前の書き込みで事実誤認をしちゃってたんですが、この話に出てくるのはバフィボットではなくその前身ともいうべきエイプリルさんだったんですね。今更ですがお詫びと訂正を。それにしても近年のアメリカTVシリーズには「嫉妬に狂ったロボ娘さんおおあばれ」パターンが結構多いような気がしないでもないでも。
 ラストで伏線が張ってある通り、96話でついにバフィボットさんの完成と相成る様ですね。バフィボットさんの人気の程は、第6シーズン冒頭の2話(通算101、102話)にもメインゲストで登場して、シリーズ継続の正否を占う大事な役割を担っている所からも伺えます。日本でもあまりタイムラグ無く第6シーズンに移行してもらえれば嬉しいのですが。

発掘タイトル、前回の積み残し分も含めて幾つか。

 永井豪「超少女UFO」(朝日ソノラマ サンコミック)は表題作が対象。

『平凡な学生、新平の通う学校にある日、美しい転校生、友訪マリアがやってくる。だがその正体は、地球にやって来ている凶悪な犯罪宇宙人を追って来た、宇宙パトロール隊のアンドロイドだったのだ。新平を気に行ったマリアは周囲の人間の記憶を操作し、下宿生として彼の家に滞在することにする。新平はマリアとエイリアンの戦いに幾度も巻き込まれる羽目になるが、毎回その記憶を消されてしまうのだった』

 新平の心理を読み取り彼好みの容姿に変身するシーンや、最終決戦でバラバラに破壊されるあたり、ロボ娘的な見所はあり。モデルになった宇宙パトロール隊員(宇宙人)の記憶をそのまま受け継いではいるものの独立した人格なのでリスト入りです。

 
 木戸恵「ヴァガボンドフィッシュ」(新書館ウィングコミック 全2巻)は宇宙を股に掛ける運び屋が主人公のバディもの。1巻収録の「ハート・オブ・マシーン」がロボ登場編です。『恐るべき超兵器、惑星破壊砲のデータをその体内に隠し持つアンドロイドの少女、リズを月の政府施設まで運ぶ事を依頼されたキースとミスティの運び屋コンビ。だが既にその秘密を狙うコネクションが動き始めていた…』みたいなお話。あんまり目新しさはないんですが、まぁ定番には定番のよさもある、って事で宜しいでしょうか?

 小説では小林めぐみ「いかづちの剣」(角川スニーカー文庫、全2巻)は、人類対AIの全面戦争で荒廃した世界が舞台のヤングアダルトSF。

 『終戦から5年。人類の勝利によって討ち滅ぼされた筈の人工知能群が密かに再び始動し始めた。戦災孤児の少女トワは、最強の対ロボット武器ともいわれる父の形見「いかずちの剣」をたずさえ、戦いの渦に巻き込まれて行く…』

 大戦中にスパイなどに使用された人型ロボットが今も制御を外れて徘徊しているという設定で、様々な外見をしたアンドロイド達が登場しますが、当ページ的に該当しそうなのは1巻終盤にでてくるお姉さんロボ程度ですか。ちと残念。外装に生体部品を使っており、戦後メインテナンスが満足に受けられなかったらしく痩せさらばえている姿なのがリアルといえばリアルなんですが萌え度は急落。でも金属の内部フレームや不死身っぷりの描写はなかなか。

 響野夏菜「東京S黄尾探偵団」(集英社コバルト文庫)シリーズから「シンギング・バード」。主人公の一人、五月を訪ねてシアトルからやって来た東洋系の美少女、シンシアが対象キャラクターです。
 彼女の挙動が妙に人間臭いのは、実は彼女を製作し外見のモデルともなった天才少女ルーシーの精神がいわば憑依している為である、と物語中で明かさます。それだけだとリスト入りの条件を外れるのですが、状況によってはロボット本体が主体となる描写も見受けられますので、一応の断わりを入れつつリスト入りです。なんと言っても背中のチャックを開いて内部構造と外皮を簡単に着脱できる(でガワは洗濯機で丸洗い可)、というのは素晴らしい。絵的にはこんな感じ?

 …発掘タイトルに関してはまだもうちょっとあるんですが、今回もキャリーオーバーしつつこんな所で。もうちょっとマメに更新すれば済む事ですね。そうですね。

その他、新着雑誌&本。

 コミックGUM3月号。
「まほろまてぃっく」はとうとう風呂敷を畳み始めたようですね。アニメ版の最終回がちょっと凄い事になっちゃったようなので、ここで是非一つファンの納得のいくラストをお願いする次第。桂木すずし「コンセント」はシリーズ3作目。ちょっと毛色は変わってますが、『ヒト-ロボット間のコミットメントのあり方』という視点は健在です。
 そして次号予告にはなんと加藤礼次郎II(…II?)氏の新連載、「最終少女兵器ちかチャン」のタイトルが…!
 以前コミックパイク誌(ふゅーじょんぷろだくと刊)で同名の作品が発表されていますが、キャラデザから一新されているようですね。軍事用ロボ娘絡みのお話になる筈が、掲載誌廃刊によって只の四肢切断猟奇マンガで終わってしまった(笑)前作の無念を晴らして欲しいところ。因に最終兵器彼女より発表は先。

 次号予告と言えば電撃コミックガオ!では「ひなどりGIRL」の正式連載スタート、少年エースでは新増刊誌「エース特濃」での「キカイダー02」の再開の情報も掲載されてますな。どちらも楽しみ。

 マジキュープレミアムは03/1号。相変わらずロボを切らさない編集方針には好意を抱かざるをえません。米氏のフルカラーコミック「ハートフルロボおかきちゃん」首外しは愛であり正しいのです。そうなのです。塩野干支郎次「ネコサスシックス」はいよいよオリジナル編?新メカ「ミミミ」さんも良し。「シンシアマシーン」話が進まないよう。

 山口貴由「蛮勇引力」(白泉社ジェッツコミックス)は完結の4巻。書き下ろしで知事の御姿あり。

 すずきあきら「翔べ!!夷皇島学園華道部」(メディアファクトリーMF文庫J)は「戦え!〜」の続編。前作で木っ端微塵に散華したアンドロイド、きっ子さんの復活編で「敵」の送り込むアンドロイド達も交えロボ率は高め。でもなあ。まぁぬけぬけとこういう作品を書けるのも才能だと思います←誉めてます。

 他、パピポ3月号おりもとみまな「ときめき水滸伝」第6話が新規タイトル。燕青さんは珍しい韓国製?快楽天3月号三浦靖冬「とわにみるゆめ。」は3話、コミック阿口云3月号は幸田朋弘「Petit-ろいど3」2.5話。後幾つか単行本化タイトルも。詳細は各リストで。

 というわけで龍騎終了の虚脱感の中、ファイズを鑑賞。確かに井上敏樹脚本の1話にしてはパンチが弱くて物足りない気はしますな。…しかしそれは脚本家としての熟成なのかも知れない(笑)ので2話以降を観て判断するべきかも。



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